あなたもほめてあげましょう

あにさま、あにさま
おかえりなさいませ！

そこに　正座なさってください。
こぎつねめは　たいへん　おこっておりまする。

よもや　なんのことだかとは　言わせません。
かぁど、だしてくださいな。

せいきゅうしょが　あにさま　あてに
きておりましたゆえ。
.....なぐりますよ。やさしく、ですが。

あ、主....

これはなんだ... とてもにがい....
黄色いから　栗の甘露煮だと思って　食べたら
にがいんだ......

これは　とても危険だ...
ほんかが　危ない....

どうですか　三日月様！
枕投げは　たのしいですか？

したに　おふとんと　小狐丸が　いるので
あんしんですよ！
岩融と　石切丸が　やさしく　なげてくれます
へやの　はしから　はしまで！

ばびゅーんっと　いきましょう！

おや、今日は枕が一つ多いようだね。

それなら私がこの枕を抱いて寝ようかな。
私は背丈があるからね、抱き枕なるものが
欲しかったんだよ。

やらぬ。石切丸、返せ。
それは我のだ。

んー、主か！
ちくっとこっちに　来とおせ。
これじゃ、これ。

三日月が　小さい頃に　撮ったビデオが
あったんじゃ。
これが　なかなかに　おもしゅうくて！

三条が　三日月を呼んだら　誰のところに来るか
競い合う遊びは　面白かったのう。

みんな　気を張りよるんで　短刀たちが
こじゃんと　おどろきおったが。

がはははは、　この三日月の困った顔と
三条の本気の顔、こじゃなかなか見ものぜよ。
大切に　残しておくやき。

主様、えらいえらい星人....ご苦労様...

これ、遠征の途中で見つけた紅葉と銀杏...
貴方に似合うと思って...持ってきた.....

銀杏は兄様たちが上手に
炒ってくれるから一緒に食べよう....

おや、主様。
こんな真夜中に如何されたのですか。

主、今は丑三刻だぞ。
いくら主とはいえ、このじじいでも感心はしないぞ。

我々は瘴気を絶ってきたところです。
本丸の近くにたまに出るのですが、
何かあってからでは遅いので。

そうさな。片付いたことだし、俺は寝るか。
朝になれば、
小狐が身体を張って起こしてくれるから
俺は安心して眠れるのだ。

それは....良いことなのでしょうか。
以前、目覚ましを渡しましたよね。

あぁ、使っているとも。
小狐が。

あるじさま　きょうも　えらいえらい星人
おつかれさまです！

そんな　あるじさまに
ぼくが　つくった　クッキーを　あげちゃいます！

ぽんぺ？　いやいや　おれしらない
おれは　まくらの　ようせいです。

俺を　きょうから　まくらになります。

みんな　まくらなげ楽しそうなのに　
俺を　混ぜてくれなかったので、
まくらになります。

ふふ、主様。
見てください。
大きなマシュマロが二つ並んでおりまする。

三日月職人の朝は早いーーーーー

カチリと時計の針が6時を指すのと同時に
彼は目覚ます。
ぐぐっと布団の中で身体をほぐし、
今日を迎える。

三日月が入れてくれた湯たんぽを持って、
そろりと洗面所へ向かう。

優しさで詰まった
湯たんぽの水で顔を洗い、髪を結ぶ。

ふぅ、と一息気合を入れて早足で部屋に戻る。
まだ、兄様は起きていない。

この寝顔を見れるのは、至福の時だ。
すぅすぅと規則正しく動く睫毛と髪は
襖から透ける日を浴びて美しく輝いている。

箪笥の上に登り、じぃっと見てから

兄様の元は飛び降りた。

三日月職人の朝は早いーーー

冷たい廊下を爪先を立てて歩き、
暖かい湯気を立てる白湯を湯呑みに入れる。

その日の気温によって白湯の温度を微調節し、
彼の寝床に着く時には
猫舌の三日月も飲めるよう冷ますのだ。

それから音を立てず襖を開け、
布団の上から腹を叩きながら声をかける。

三日月、朝じゃ。起きろ。

大福のような頬が動くのを愛おしいと思いながら
ゆさりゆさりと起こしていく。

大福のような天下五剣の幼子は、
微睡の中、優しい兄を探す。

ほれ、兄はここじゃ。これを飲め。

おはよう、こぎつねまる。
おはよう、寝坊助三日月。

主よ、
今日も偉い偉い星人であったな。

うむ、うむ。
今日は多くは語らぬ。

ちょこれぃとの入った焼きバナナを持ってきたぞ。
熱いからな、食べるのにちと時間が掛かる。

あ！！！
ずるいですよ、つるまるくになが！
三日月様を　ひとりじめして！

こうなったら　ぼくたちと　しょうぶです！
ぼくたちの　まくらなげと　あそんでください！

こりゃ、驚きだぜ、なら、こっちも援軍呼ぶぜ！
来てくれ、俺の伊達組！！！
1番硬い枕を頼む！

いそいそ　いそいそ

新しい仲間が　二振り増えたので、
俺は　歓迎の折り紙を　折っています！

小狐丸とまんばも　手伝ってくれています。
喜んで　くれるかな。

主、ぽんぺとは何だ。
美味いのか。

何、腹痛だと。
....これを食べると良い。
ささみは栄養が高くて美味しいんだ。

今、鶏ガラスープも持ってくるから
布団で待っていてくれ。

主、みてくれ！
花冠の　お礼に
本歌が俺に　さんまを焼いてくれたんだ！

この　きれいな焼き色と
きれいなだいこんおろしの　やま...
さすが　本歌だ....

ちびすけ、冷めないうちにお食べ。
また焼いてやるから。
偽物君も無言で訴えるのやめてくれ。

猫殺し君は当たり前のように皿を俺に寄越すな。
これはちびすけ君の秋刀魚だ。

はぁっ、はぁっ....
主！！！
ちょっと、早く、早く来て、三条止めて！

えっ、何って...
枕投げ始めたら、本気になったみたいで
結界はってさ、
手合わせより大変なことになってるの！

様子を見に行った鶴丸帰って来ないし、
あーー、もう、これどうしたらいいの？！

主よ、聞いてくれ。

小狐丸が俺のへそくりを　隠したのだ。
密かに　万屋へ団子を食べに行っているのを
見つかった。

懐を守ると言って　財布の紐を縛ったのだ。
それでは　俺の懐は　寂しいぞ...

山麦さんの三日月くん（三歳）が大好きです…！今日もかわいい…(*^^*)
最近、小狐くんや山姥切くんなど他のちっちゃいコも拝見できて、ニコニコが止まりません。癒しをありがとうございます♪