あなたもほめてあげましょう

主、おかえり
ちょうど雅な白米が炊けたよ
手を洗ってこちらへおいで。

なんだぁ、主、
俺のかっこよさ、
改めて見惚れたか？

三日月や　三日月
この兄もデコっておくれ

ぬしさま　ぬしさま

何故でしょう、全身が
ぽわぽわするのです。
これが、こいとやらでしょうか

こぎつね、あのね、ほんたいが
ひえちゃうといけないから
お風呂にいれてあげているよ。

........え、刀を？
風呂に沈めた？

おらおらおらおら！！！！

ふははは、坊主、
なかなかやるじゃないか！

じじいのくせに花札集め、
盛り上がってんじゃん！

僕はこう見えて娯楽は好きだぞ？

「さんたさんへ

おれは 三さいになりました
ことしも いいこだったと おもいます
ほしいものは こぎつねまる です
こぎつねまる こんやは こぎつねまるがほしい」

誰じゃ 月九どらまみたいな 言い回し 教えたのは

主、無茶はダメだよー
たまには、俺をデコってよね

おい、鶴丸。
...馴れ合うつもりはないが、
俺は猫缶が欲しい気分だ。

おぉ、旅先で出会った猫ちゃん用だな
お前の分も買ってきてやるさ。

.... ....俺は猫缶は食べない。
食べるつもりもないからな

なーーーなーー
はーーーちーー

おや、三日月くん
何をしているのかな

先生、こんにちは
俺、かくれんぼの鬼なの
数を数えているの

なーーーなーー
はーーーちーー
きゅーーーうー

ふむふむ、
はち　ひく　さんは？

ごーーー！

正解だよ、三日月くん

ごーーーぉー
ろーーくーー
なーーなーー

ねぇねぇ三日月くん

先生、やめろって！

おやおや、主
良いところに。

坊主が上着を忘れて行ったのだ
届けてやってくれないか

うははは！
なに、ほんの少しお香を焚いただけさ

主　あのね
俺もね　小狐丸と　
じゅくねんふうふ　みたいに
なかむつまじいの

三日月や　三日月
いったい、どこから
その言葉を聞いたのだ

鶴丸が　いっていたの

ほう、礼をせねばなぁ

ぬし様　ぬし様

冷えてきましたゆえ
小狐めの胸へどうぞ

主はん
まだ寝はりますの

しゃーない、
目覚まし時計の電池
ぬいときますわ。

おや、山姥切長義ではありませんか。
どうしたのです、ポストの横に立って

小狐丸か...
いや、おチビくんが
サンタさんに渡す手紙を
ポストに入れてしまってね。
郵便局のこんのすけが来るのを
待っているんだ。

あぁ、懐かしい。
三日月も昔、やりました。
寒いですから、暖かくしてくださいね。

あぁ、ありがとう。

ぬし様　ぬし様

油揚げ酒が美味しいですゆえ。
一緒に呑みましょうぞ。

主はん

働きたないんですの？
うちも同じです。
ほな、休みましょか。

本歌、俺はクリスマスケェキは
苺のショートケーキと
チョコレートケーキと
ブッシュドノエルと
チーズケーキタルトがいい。

せめて2個にしてくれ。
チキンを焼かなければいけないんだ。

小狐丸、三日月くんのサンタさんになるのかな？

サンタさんになる…とは？
三日月の所にも私の所にも毎年さんた殿が来ますが…？

(まずい！小狐丸が信じていたとは…)

長義、今の質問、伽羅坊と光坊にもするなよ？

(大倶利伽羅も祖も信じているのか？！？！)

本歌、本歌！

あの、ドロドロした
熱い餡が籠ったパンを食べたい

アンマンのことかな？？
もう少しかっこいい
言い方があるだろう

もうじき出掛けるから
帰りに買ってくるよ。

ねーーーー主、
俺の靴下知らない？

昨日からずっとないの！
アレがいいんだ、今日。

おぉ、ここにいたのか。
お前さん、昨日忘れていっただろう。
洗濯物に紛れてあったぞ。

うわ、ありがと。